資産運用のお話から、これからの日本の経済、円の力、外貨を含めた資産形成のお話。そして、円だけで資産を持つことのリスク、リスク分散のための外貨を取り入れた資産運用の方法。
外貨を保有するだけでなく、増やしていく仕組み作りとして、米ドルを利用した不動産投資を考える。今、外貨を増やすことを念頭に置くならば、米ドルを流通通貨として利用しているカンボジアの不動産に投資するのはどうか。
発展途上であるカンボジアの政治、経済情勢や、リスクなどを当社の松本部長から聞きました。今回も、もう少し詳しく、なぜカンボジアなのだろうか、投資するにふさわしい国であるのか、他にもどんなリスクがあるのかなど、聞いてみます。
- (1回目)国内だけにとらわれず、海外不動産投資へ視野を広げよう
- (2回目)リスクを分散し、資産が増える仕組みを作る
- (3回目)カンボジア不動産資産のリスクを知ろう
- (4回目)カンボジア経済は戦後の日本と同じ?
←今回 - (5回目)なぜ、カンボジア不動産投資なのか?米ドルでまわるカンボジア経済
- (6回目)カンボジア不動産は今が狙い目?
- (7回目)カンボジア不動産投資の正しい業者選び
年間20回以上の投資セミナーを開催する傍ら、年間20回以上の各種投資セミナーに自らも参加し、不動産を中心に広く投資の情報を収集し、顧客へのフィードバックを行っている。
年に数回、カンボジアに数週間滞在し、現地スタッフの教育、市場動向調査、新規プロジェクトの視察などを行う。不動産歴15年。
松本カンボジアは現在、高度成長期を迎えております。
戦後の日本のようですか?
松本まさにそうですが、お若い方には、タイの20年から25年前に似ていると考えられるとよいでしょう。
タイには、日本の友人も多数住んでいます。駐在されている方もかなり多いそうですね。
松本諸外国の企業が進出していて、東南アジアにおける工業国として今も成長しています。仮に、今より20年前に、タイの不動産をお持ちだったらと想像していただけると、今のカンボジアの不動産をオススメする理由がわかっていただけると思います。おそらく、大きな利益を得られているでしょう。
つまり、今カンボジアの不動産に投資するということは、20年前のタイに投資することに似ているということですね。
松本そうです。順調にいけば、20年後に大きな利益を得ている可能性が高いと考えております。
1:カンボジアの政治情勢はどうか?
カンボジアは、フランスの保護国だった時代から、ポル・ポトの大虐殺があった1970年後半にかけて、かなり揺れ動いた国でした。私たちのイメージが強いのもこの時代でしょう。
しかし、1991年にポル・ポトから開放され、その後クーデター等もありません。
現政権になって30年間政局が安定しています。
また、ASEANにも加盟しており、諸外国と協力しながら発展し続けているようです。
2:カンボジアの銀行金利については?
カンボジアの銀行金利に関して、日本の高度経済成長時代と同じような状況です。
例えば5年の定期金利だと、6%から7%で運用できます。
これだけ金利があれば、銀行に預けておくだけで、複利で運用すれば「9年で資産が倍になる」計算です。もちろん、この金利がずっと続く保証はありません。
しかし、現在の経済成長率が続く限りはしばらくは高い金利水準が続くと見て良いと思います。
3:カンボジアの人口ピラミッド
カンボジアは全人口のうち、25歳未満が51%を占めています。
つまり、少子高齢化とは程遠い状態です。
人口構造的にも、これから住居の需要が今後も増えていくことは期待できると思います。
確かに、不動産投資に向いていると考えるようになりました。
4:カンボジアの経済情勢
カンボジアは今、年7%の経済成長率を維持しています。
また、流通通貨が米ドル経済であることに加えて、海外からの融資について積極的です。
こうした環境にあるため、確かに、米ドルを生み出し、増やし続ける仕組みを作るには最適の場所といえるでしょう。
松本「ここで「はいどうぞ」とカンボジアの不動産をオススメすることもできますが、前にも申しましたように、きちんとリスクを踏まえた投資をするべきだと思います。どんな問題があるのかもきちんとお伝えしておきましょう。
カンボジアの不動産を資産運用に利用するのに、問題点、リスクはどんな点でしょうか?
松本2つあります。1つ目は、ニュースでもお聞きになったことがあると思いますが、地雷のお話です。今も報道されているので、カンボジア=地雷のイメージをお持ちの人も多くおられます。カンボジアでは、1980年代に、内戦で大量の地雷が埋められました。
自分が買った不動産に地雷が埋まっていたらとか、現地にいったときに踏んでしまったらと考えてしまって怖くなりました‥。
松本実際地雷はあるのですが、ニュースとしては古い情報であり、イメージでもあります。私たちもそんな危険な場所でしたら、カンボジアに拠点を置いて従業員を派遣したりはいたしません。撤去が進んでいて、都市部にはありません。不用意に国境付近にいかなければ、大丈夫でしょう。
2つ目としては、識字率の低さ、学校の少なさが挙げられると思います。不動産の売買に関しては、そこまで重要ではないのかもしれませんが、大局的に見て、カンボジアがこれから経済的に発展していくには、識字率の上昇と、そのために学校をもっと建設していく必要があります。
今、日本や諸外国がODAといった制度で、たくさんの学校を建てています。すぐに識字率が上昇するといったことは無いと思いますが、次第に解消されていくだろうと思っております。
今回投資を考えている都市部では言語はどうなっていますか?
松本都市部や観光地では、皆英語が話せます。コミュニケーションには問題がありません。
今回は、前回より詳しく、カンボジアについて解説してもらいました。
ここ最近の政情は安定していること、平均年齢が若く、人口が増えていっていること、不動産投資にむいていること。
問題点としては、地雷の恐怖であるとか、発展途上ならではの識字率の低さなどが挙げられました。
しかし、カンボジアに行く人は少ないように思いますし、行く人が少ないということは何かリスクが、裏があるのでは無いかと考えてしまいます。日本でカンボジアが注目されない理由について、次回も解説します。
- (1回目)国内だけにとらわれず、海外不動産投資へ視野を広げよう
- (2回目)リスクを分散し、資産が増える仕組みを作る
- (3回目)カンボジア不動産資産のリスクを知ろう
- (4回目カンボジア経済は戦後の日本と同じ?
←今回 - (5回目)なぜ、カンボジア不動産投資なのか?米ドルでまわるカンボジア経済
- (6回目)カンボジア不動産は今が狙い目?
- (7回目)カンボジア不動産投資の正しい業者選び