昨今、私たちは予想できない出来事に次々と直面しています。円安、コロナ禍、そして戦争—これらを正確に予見できた人はほとんどいないでしょう。だからこそ、今後の不確実な未来に備え、資産を守るために、複数国への分散投資が重要になってくるのです。

もちろん、ペーパーアセット(株式や債券など)は大切ですが、現金と不動産といった実物資産は、さらに分かりやすい選択肢です。最低でも2カ国に分散させることが望ましく、理想を言えば3カ国が安心でしょう。そして、円以外の通貨で収入源を確保することが、今後の安定を考える上で基本だと思います。

また、日本は地震や台風、そして気候変動による自然災害のリスクも高い国です。電力不足など、今後さらなる不安要素が出てくることも予想されます。これらのリスクに対処するためには、早めの準備が肝心です。

カンボジアはリスクヘッジに最適な投資先
日本以外の投資先として、カンボジアは非常に魅力的です。例えば、現地でコンドミニアムを購入し、外貨を生む仕組みを構築することができます。また、非居住者でも開設できる高金利の銀行口座を利用し、ドル建てで資産を運用することも可能です。これにより、非常に効果的なリスクヘッジが実現できるのです。

さらに、カンボジアはビザ取得が比較的容易で、日本資本100%の法人を設立すれば、他国に比べて簡単にワークパーミットを取得できます。そして、カンボジアには地震や台風といった自然災害がほとんどない点も大きなメリットです。

最近、円も少し戻りつつあります。今がまさにチャンスです。頭では理解していても、まだ大丈夫だと楽観視する人が多いかもしれませんが、富裕層はすでにこうしたリスクヘッジに動いています。