今回はクメール正月(通常2020年4月14日〜16日)が新型コロナウイルスの拡大を防止するため延期されていた休暇が、政府の発表により2020年8月17日〜21日に変更されましたので、この期間中のシェムリアップでの様子をご紹介していきたいと思います。
この振替正月休暇中の5日間で、国内旅行者数はカンボジア人が140万人程、在住外国人1万4千人程とかなり多くの人々がこの期間中に旅行等で移動をしていたようです。(*khmer timesより抜粋)
カンボジアはもうここ数ヶ月以上国内での新型コロナウイルスの感染者は出ておらず落ち着いてきています。
しかしシェムリアップは観光地の為、この振替正月休暇まではかなり観光客も減り、ホテルをはじめ、飲食店、ナイトマーケット、お土産店等々大きく影響を受けている様子が伺えましたが、この振替正月休暇中は久しぶりに旅行者でかなり賑わっている様子でした。
こちらが17日初日のpubstreetの様子です。
いつもの水かけ祭りやカウントダウン時並みの賑わいでした。
ちなみにこの日は予想以上に人が集まり過ぎたようで12時以降は入場規制がかかっていたようです。
18日以降からは、pubstreetエリアへの入場規制が厳しくあり、検温とアルコール消毒、またマスク着用が義務づけられている様子でした。
連日とくにこのpubstreet周辺はかなりの賑わいでした。
また、こちらはシェムリアップの川沿いで行われていた正月イベントの様子です。(17日〜21日)
こちらもpubstreet同様に、入場時は検温とアルコール消毒、マスク着用が義務づけられている様子でした。
この期間は天候が悪く、あまり混雑している様子ではありませんでしたが、様々な出店が出店しておりお祭りの様な雰囲気でした。
通常のクメール正月は乾季なのですが、この時期は雨季でもあり、川沿いの水量は以前よりも増えていました。
また、たくさんのボートも飾られたり出ており、乗ることも出来たそうです。(この日は雨の為中止)
次にこちらは”The Heritage Walk”というショッピングモールの様子です。
こちらもクメール正月とのこともあり、飾り付けされていたり、カンボジア人のお客さんで非常に賑わっていました。
最後に、クメール正月休暇以降の様子です。
こちらはpubstreet付近の通りで、主に外国人旅行者向けの飲食店やホテル、ゲストハウス、ツアー代理店等々が多く建ち並ぶ通りなのですが、非常に静寂した様子でした。
かなり多くのお店が閉鎖もしくは休業していたり、売りに出されたりしており、新型コロナウイルスの影響を非常に受けていると感じました。
次にこちらは日中のpubstreetとオールドマーケットの様子です。
pubstreet付近は殆ど日中歩いている外国人もおらず、静まりかえった様子でした。
オールドマーケットはこちらの日用品や食品売り場側はバイクも多く止まっており、通常通りでカンボジア人のお客さんも多々いました。
しかし川沿いのお土産コーナー側は閉まっているお店もかなり多く数店舗のみ営業されていました。
以上、シェムリアップのクメール正月振替休暇とその後の様子でした。
現地の友人にも尋ねてみたところ、
「この振替正月だけ久しぶりに賑わいがあったが、この期間前後はやはり新型コロナウイルスの影響がかなり大きく街全体的にかなりダメージを受けている。また仕事を失った人はかなり多い。」と話しておりました。
シェムリアップは観光地でもあり、プノンペンよりも街全体が非常に大きくダメージを受けている様子が目に見えて衝撃的でした。
以前より安く売りに出されているお店やホテルなども多々あり。
ただ、ローカル向けの飲食店や屋台、美容院、商店などが多い通りは通常通り営業しているような雰囲気でした。
現時点でも、カンボジアは旅行者の入国はまだ厳しい状況でもあり年内はこのような状況が続きそうです。
一刻も早く新型コロナウイルスが終息し、カンボジアにも旅行者が入国出来るようになり、以前のように観光客で賑わっているシェムリアップの様子が再度見れることを願うばかりです。