現在のカンボジアでの国内感染者は4月上旬から今日まで出ておらず、海外から帰国したカンボジア人に数名、感染者が出ている状況で、トータル感染者数は130名、治癒者127名となっております。 *KHMER TIMES参照 2020年6月23日付け
そして今回は、カンボジアでの入国規制や入国時に必要な条件などをご紹介したいと思います。
カンボジア入国規制
カンボジアの入国条件
入国時には下記の条件が必須になります。
- カンボジア入国の72時間前以内に発行された新型コロナウイルスの陰性証明書、健康診断書の 提示。
- カンボジアでの滞在期間をカバーし、治療費の保険が5万米ドル以上の保険証書提示。
- 到着時、指定された銀行に最低3000米ドルをデポジットとして、預け入れが必要。
- ⇒このデポジットは下記の防疫措置で生じる費用が全額自己負担の為、こららの支払いに充てられる。
- 入国時に健康診断やスクリーニングの対象。さらには、カンボジア保健省の指示による、検疫、強制隔離、またはウイルスの予防と封じ込めのためのその他の措置対象になる。
(現金または、デビットカードでの支払い)
カンボジア入国時の防疫措置
カンボジアに到着する外国人渡航者は、下記の措置で生じる費用が全額自己負担となっております。
・カンボジアに入国時、全ての渡航者はPCR検査を受けるとともに、検査結果が出るまでの間は、カンボジア政府が指定する場所で待機。
検査結果を待機センターで待つ外国人渡航者に対する業務費用
1, 空港から待機センターへの移動費 $5/人 (片道)
2, 検査費 $100 (1回)
3, 政府指定の待機施設に宿泊し、検査結果を待つ間の滞在費 $30/人 (1日)
4, 食費 3食分 $30/人 (1日)
検査後
*同一フライト等の乗客全員が陰性と確認された場合
⇒自宅等での14日間の自主隔離が求められ、隔離13日目に再度検査を受けなければならない。
(自主隔離期間中にカンボジアからの出国は不可)
*同一フライト等の乗客の中に1人でも陽性者が確認された場合
⇒その乗客全員が、カンボジア当局が指定した施設等での14日間の隔離対象に。
陽性が確認された乗客と同一フライトに搭乗し、かつ陰性と判断された外国人渡航者に対する業務費用
1, 移動費 $5/人 (片道)
2, ホテルまたは隔離センターの滞在費用 $30/人 (1日)
3, 検査費 $100 (1回)
4, 食費 3食分 $30/人 (1日)
5, 洗濯、掃除費 $15/人 (1日)
6, 医療スタッフ待機費 $6/人 (1日)
7, 警備費 $3/人 (1日)
その他新型コロナウイルスに関する健康診断書の発行費用
1、 検査費 $100
2, 健康証明発給費 $30
*上記 在カンボジア日本国大使館サイト参照
最近のプノンペンの街中の様子
現在2020年6月中頃のプノンペンの市内の雰囲気は比較的、以前のように戻りつつあるかなといった印象です。
ただ、雨季のせいでもあるかもしれませんが、少し人通りが少なくなったような場所も多々。
最近はウォーキングやサイクリングをする人々が以前よりも増えたり、国内旅行をする人々も増えてきています。
こちらはイオンモール内のフードコートの様子です。
リバーサイドとナイトマーケットです。 外国人の観光客はおらず、カンボジア人がちらほら。
市内にあるボンケンコン市場前の様子です。 以前よりバイクや車の通りは少なく感じましたが、市場のパーキングにはバイクはかなり止まっていました。
現在も規制中の施設や交通機関
2020年6月23日現在も新型コロナウイルス感染防止のために規制がかかっている、施設や交通機関は下記の通りです。
- 公立、私立の全学校
- マッサージ店
- カラオケや大勢が集まるコンサートやイベント
- 映画館
- 公共バス
以上カンボジアの入国規制や最近の状況でした。
現時点ではカンボジアは感染者も殆ど出ていない状態ではありますが、入国はかなり困難な模様です。ただ、長期滞在などの場合、隔離後は国内での移動や旅行は可能かと思います。
また、入国時の規制などは随時変更になる可能性もありますので、最新情報を在カンボジア大使館サイト等でもご確認ください。
*在カンボジア日本国大使館