今回は世界中で感染拡大が進んでいる新型コロナウィルスによるカンボジアでの状況や様子などについてお伝えしていこうと思います。
カンボジアは2020年3月上旬に初の感染者が見つかり、徐々に感染者が増えつつ(主に海外から帰国者や外国人の感染者)、
2020年4月17日現在では、トータル感染者は122名、内:治癒者96名、死亡者0名となっております。
3月の上旬からはカンボジア政府も様々な規制をかけており、下記のような規制が出ています。
3月
・タイ、ベトナムとの国境の閉鎖
・カンボジア全土の私立,公立の幼稚園、保育園、小 学校、中学校、大学の休校
・カンボジア全土のKTV、映画館の営業停止、のちにナイトクラブ、博物館、宗教的集会、公のコンサートの停止,閉鎖指示
・プノンペン都バス、水上タクシー 運行停止
・全ての外国人の入国制限 *
・ベトナム、タイ国境封鎖
*全ての外国人の入国制限…3月31日より全て外国人を対象に、観光ビザ,e visa,アライバルビザの発行1ヶ月間停止
また、入国時は下記条件が必須
☑渡航72時間以内に日本の保健当局より発行された新型コロナウイルスの陰性証明の健康診断書
☑カンボジアへ渡航希望者は、海外のカンボジア大使館、領事館等で事前にビザ取得必須
☑入国時に健康診断、スクリーニング対象
☑保険額が5万米ドル以上の保険証
(今般の渡航制限措置は一時的なものであり、世界的な新型コロナウイルの感染拡大状況を踏まえ,定期的に見直しが行われる)
4月
・カンボジア全土の運動施設やマッサージ,スパの営業停止
・クメール正月中止、4月13日〜4月16日の4日間のクメール正月休暇延期
・州間、群間の移動を禁止(4月10日〜4月16日のみ)
これらの規制等が上手く機能したのでしょうか、ここ5日間(4月12日〜4月16日)は感染者が0名との報道がありました。
また、スーパーの様子(プノンペン)もご紹介していきたいと思います。
こちらは3月中旬の大型スーパー”makro”の様子です。(感染者は50名程度の時点)
入店時はアルコール消毒と検温チェックあり。
この時期は感染者数が50名程でしたが、各スーパーではこのように買い溜めをするカンボジア人や外国人客が多く見られました。
また、マスク着用率は8割くらいで、さらにビニール手袋等を着用している方も数名見かけました。
この時期あたりから街中でも至る所でアルコールスプレーやサニタイザー、マスクが販売されるようになりました。(マスクやアルコールスプレーは値段高騰気味…)
ちなみにこちらは屋台カフェですが布マスク販売もしてました。笑
続いて 4月頭の スーパーマーケット”Lucky”の様子です。(感染者はトータル110名程の時点)
こちらのお店は検温やアルコール消毒などはありませんでした。
国境封鎖や輸入の関係で野菜などは少ないかなと思っていましたが、品揃えが豊富でしたね。
少し?乳製品は少ない気がしました。
トイレットペーパーは念のため確認してみましたが、ご覧の通りです!
併設されているカフェ Brown coffee
レジはこんな感じで”ソーシャルディスタンス”が保たれています。
いつも賑わっているのですが、ほぼほぼイートイン客はおらず…
次に4月中頃の ”AEON MALL”の様子です。
(クメール正月2日目で、感染者は122名時点)
入店時はアルコール消毒と検温がありました。
道中も、渋滞は殆どなくいつも以上にスムーズに到着出来ました。
こんな感じでほぼお客さんはいませんでした。
去年の今頃はクメール正月がセールなどもあり大にぎわいでしたが…
ほとんどのレストランは貸切状態。。
また、レジは基本的に こんな感じで”ソーシャルディスタンス”が採用されています。
またスーパーマーケットの方は、お客さんがちらほら3〜4割くらい来ていました。マスク着用率も9割程。
意外とこちらも野菜や、お肉、魚は品揃えがとても豊富でした。
牛乳だけ品揃えが少なく、ペットボトルの大きいサイズの牛乳は1つのブランドのみの販売でした…。
このようにだいたいどこのスーパーなどでも、
入店時はアルコール消毒と検温あり
品揃えは乳製品以外は充分な品揃え
レジなどは並ぶスペースが決められている
といった印象でした。
また、街中、カンボジア人の様子は
マスク着用率はかなり高め
アルコールスプレー持ち歩き率も割と高め
テレワーク実施の会社もあり、外出自粛率も高め
デリバリーのバイクが以前より増えている
レストランのイートイン客はかなり少なめ
マスクは徐々に値段も下降気味…(1箱$16前後?)
かなといった印象です。
以上カンボジアからの現地情報です。
今後もこの調子で終息を祈念しつつ、個人でできる限りの事をし、感染拡大を防げたらなと思います。