不動産売買の方法は国や地域によって異なります。日本では基本的には完成した物件の売り買いが一般的ですが、東南アジアではプレビルド方式(プリセール方式)と呼ばれる、まだ完成していない物件を販売する方法が主流となっています。この方式では、建物が完成するまでの期間に分割で支払うことができます。例えば、着手金15%、分割金70%(60回)、最終金15%といった支払いプランが一般的です。


例)2025年6月に開発許可がおり、2030年に着工予定のプレビルド。価格は1000万円と仮定



  • 着手金: 150万円(2025年6月)
  • 分割金:
    • 月々約 116,666円 × 60回 = 700万円
    • 期間: 2025年10月から2030年9月
  • 最終金: 150万円(2030年着工時)

※実際には支払いは米ドルですが、分かりやすくするために日本円で記載


この方式のメリットは、開発業者にとっては建設前から常に資金を回収し続けることができることです。一方で、購入者にとっては、完成する保証があるのか、開発業者が途中で建設をストップすることはないのかといった不安が残ることも事実です。

しかしながら、分割で支払えることは、わたしたち外国人にとってはメリットが大きい点です。海外の銀行からローンを組むことが非常に難しいため、分割で支払うことができるプレビルド方式は、手頃な金額で不動産投資ができる手段となります。特に、完成後に高く売ることができる可能性がある場合には、投資家にとっては魅力的な選択肢となります。


ただし、投資にはリスクがつきものです。建設途中で問題が発生した場合、完成が遅れたり、物件の価値が下がったりすることがあります。そのため、国の経済成長率や人口動態、エリア、開発業者、物件に問題がないかどうかを見極めることが重要です。投資をする場合は、当社に是非ご相談ください。